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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻3号

2003年03月発行

文献概要

特集 第56回日本臨床眼科学会講演集 (2)

LASIK後の角膜後面形状変化の測定における定点

著者: 丸谷弘1 名和良晃1 梶本秀和1 上田哲生1 枡田浩三1 原嘉昭1

所属機関: 1奈良県立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.292 - P.294

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要約 Laser in situ keratomileusis(LASIK)を行った近視15眼について,施行前後の角膜後面の形状を測定した。定点として角膜中心から7~10mmおよび6~8mmをとった場合の所見を比較した。LASIK施行前後の角膜後面突出については,両者間に有意差はなかった。さらに健常者2名について同様な測定を日を変えて計4回測定した。角膜後面突出量は,6~8mm定点よりも7~10mm定点のほうがばらつきが大きかった。定点を7~10mmにする場合には,角膜後面の周辺部が測定できないことが多く,測定不能部に隣接する眼瞼や睫毛が影響することが,このばらつきの原因であると推定される。このような事例では,定点を6~8mmにとっても差し支えないと考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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