icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻3号

2003年03月発行

臨床報告

白内障硝子体同時手術および白内障単独手術の術後目標屈折値と実測値の差

著者: 鬼塚尚子1 久保田敏昭1 仙波晶子1 戸栗一郎1 巣山弥生1

所属機関: 1国立病院長崎医療センター眼科

ページ範囲:P.347 - P.350

文献概要

要約 白内障硝子体同時手術を40眼に行い,PMMAワンピース眼内レンズを挿入した。術後の屈折値を,実測値と予想値について検索した。白内障単独手術を行った89眼を対照とし,内訳はPMMAワンピース眼内レンズ50眼,アクリルレンズ39眼であった。術後の屈折誤差は,同時手術眼で-0.15±0.55D,PMMAレンズ挿入の単独手術眼で+0.25±0.62D,アクリルレンズ挿入の単独手術眼で+0.29±0.71Dであった。同時手術眼での値は単独手術眼よりも有意に近視側にずれた。単独手術群では眼内レンズの種類による差はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら