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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻4号

2003年04月発行

文献概要

連載 眼の遺伝病 44

PAX6遺伝子異常と無虹彩症(2)

著者: 鈴木健史1 和田裕子1 玉井信1

所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.406 - P.408

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 今回はPAX遺伝子568delG変異をもつ無虹彩症の1家系を報告する。http://pax6.hgu.mrc.ac.uk/では,今までに報告されているPAX6遺伝子変異を確認することができる。今回我々が述べる症例は,今までに報告のない新規568delG変異をもっていた。この変異はヌクレオチドナンバー568番から570番までの連続するグアニン(G)のうち,ひとつのGの欠失がヘテロ接合体で生じていた。この変異により27塩基下流に終止コドンのTAGを生じていた(図1)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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