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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻4号

2003年04月発行

文献概要

特集 第56回日本臨床眼科学会講演集 (3)

最近10年間の斜視および弱視患者の経過

著者: 田中陽子1 山下美和子1 出口裕子1 津田恭央1 雨宮次生1

所属機関: 1長崎大学大学院医歯薬研究科眼科学・視覚科学教室

ページ範囲:P.461 - P.464

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要約 1998年までの10年間に当科で手術を行った乳児内斜視37例と20歳未満の間歇性外斜視31例の経過を検索した。手術時の年齢は,乳児内斜視では0~68(平均34)か月,間歇性外斜視では1~17(平均10.5)歳である。術後2年以上の時点での治癒度を,日本弱視斜視学会の「斜視の治癒基準」で判定した。乳児内斜視では治癒度IからIVまでの累計が84.4%,間歇性外斜視では74.3%であった。術後の両眼視機能は,乳児内斜視では11%で,間歇性外斜視では84%で得られた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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