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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻4号

2003年04月発行

文献概要

特集 第56回日本臨床眼科学会講演集 (3)

ラタノプロスト点眼による夜間の眼血流量と眼圧の変化

著者: 南雲日立1 萩原直也1 伊藤賢司1 王暁霞1 柴田佐和子1 岸章治1

所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.483 - P.485

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要約 正常人8例の片眼にラタノプロストを午後9時に1回点眼し,眼圧,眼灌流圧,視神経乳頭および黄斑部血流量を1,3,6時間後に測定した。他眼には同様の検査のみを行い,対照とした。血流量の測定にはレーザースペックルフローグラフィを用い,血流速度の相対値であるSBR値(square blur rate)を指標とした。点眼6時間後に眼圧は26%下降した。これは日内変動を超えた下降率であったが,眼灌流圧には影響しなかった。視神経乳頭と黄斑部の血流量には変化がなかった。正常眼へのラタノプロスト点眼には優れた眼圧下降作用があるが,視神経乳頭での血流には影響しないと結論される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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