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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻4号

2003年04月発行

特集 第56回日本臨床眼科学会講演集 (3)

乳児にみられた虹彩血管腫の1例

著者: 松井麻紀1 鈴木和子1 太田俊彦1 沖坂重邦2

所属機関: 1順天堂伊豆長岡病院眼科 2防衛医科大学校眼科

ページ範囲:P.491 - P.494

文献概要

要約 生後1か月の女児の左眼虹彩が赤いことに母親が気づき,その1か月後に来院した。在胎40週の正常分娩で,出生時体重は2,900gであった。左眼下方の虹彩に2×4mmの淡赤色の腫瘤があり,表面が平滑で境界明瞭であった。全身に異常はなかった。超音波生体顕微鏡検査(UBM)で,虹彩根部にある充実性の腫瘤であった。1か月後に腫瘤は4×6mmに増大し,緑内障が続発したので,虹彩隅角毛様体切除術を施行した。組織病理診断は毛細血管腫であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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