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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻4号

2003年04月発行

文献概要

臨床報告

正常者におけるSITAによる初回視野検査の応答

著者: 勝島晴美1

所属機関: 1かつしま眼科

ページ範囲:P.625 - P.629

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要約 新しい視野測定法であるSITA-fast(SITA-F)とSITA-standard(SITA-S)のどちらが集団検診に適しているかを検討した。過去に視野検査を受けたことがない正常者80例80眼を対象とし,ハンフリー視野計のプログラム30-2を,対象の半数はSITA-Fで,残りの半数はSITA-Sで測定した。SITA-Fによる測定時間はSITA-Sによる測定時間の54%であった。信頼性の高いデータはSITA-F群の95%,SITA-S群の90%にみられた。Andersonの異常判定基準を用いた場合の特異度はSITA-Fが89%,SITA-Sが94%であり,統計学的有意差はなかった。以上のことから,正常者の多い集団検診ではSITA-FはSITA-Sよりも有用であると結論した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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