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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻5号

2003年05月発行

文献概要

特集 第56回日本臨床眼科学会講演集 (4)

裂孔原性網膜剝離に対する水晶体を温存した硝子体手術

著者: 櫻井寿也1 前野貴俊1 木下太賀1 嶋元孝純1 田野良太郎1 吉田稔1 川村博久1 竹中久1 佐々木香る1 小高隆平1 真野富也1

所属機関: 1多根記念眼科病院

ページ範囲:P.740 - P.742

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要約 裂孔原性網膜剝離36眼に対して硝子体手術を行った。全例が有水晶体眼で,手術の際に水晶体を温存した。原因裂孔は,弁状裂孔のみ11眼(30%),弁状裂孔とその他の象限に格子状変性がある20眼(56%),その他5眼(14%)であった。硝子体手術のみを6眼,硝子体手術と輪状締結を30眼に行った。初回手術で33眼(92%)に復位が得られ,再剝離した他の3眼も最終的に復位した。従来の報告とほぼ同様で良好な結果が得られたが,水晶体を温存する際には徹底した硝子体の切除が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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