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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻6号

2003年06月発行

文献概要

特集 第56回日本臨床眼科学会講演集 (5)

カフス型義眼台摘出と義眼床再建術の2例

著者: 村上仁司1 佐藤浩介1 細川隆史2 河井信一郎1 櫻井真彦1 河井克仁1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター眼科 2十和田眼科

ページ範囲:P.945 - P.949

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要約 63歳男性と65歳女性に眼外傷が幼少時にあり,約50年前に眼球内容除去術とカフス型義眼台挿入術を受けた。最近になって義眼の偏位や脱出が顕著になり,装用が困難になった。義眼台と残存している強膜を摘出したのち,バイオセラミック義眼台を挿入し,摘出した強膜で義眼床を再建した。以後2年間の観察で,義眼床に感染や異物反応はなく,義眼台は眼窩内に安定していた。義眼台を覆う強膜に縫着した四直筋は,術直後から他眼と協調する良好な動きを示した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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