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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻6号

2003年06月発行

文献概要

特集 第56回日本臨床眼科学会講演集 (5)

未熟児網膜症の発症因子と重症化因子の検討

著者: 松永紀子1 高瀬綾恵1 松原明久1 小椋祐一郎1

所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学教室

ページ範囲:P.1045 - P.1048

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要約 2001年までの3年間に当病院の新生児集中治療室に入院し,眼科的管理を受けた119例について,未熟児網膜症の発症因子と重症化因子を検索した。未熟児網膜症の発症は33例(27.7%)にあり,光凝固などの治療を要した重症例は14例(11.8%)であった。網膜症の発症に有意に関連する因子は次の10項目であった。出生体重,在胎週数,人工換気日数,無呼吸発作,輸血,明らかな感染症,症候性動脈管開存,未熟児貧血,カテコラミン投与,慢性肺疾患(p<0.01)。網膜症重症化に有意に関連する因子は次の5項目であった。出生体重,在胎週数,輸血,明らかな感染症,慢性肺疾患(p<0.01)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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