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臨床報告
文献概要
要約 20 MHzのBモード超音波診断装置で後極部網膜と硝子体病変を観察し,一般に使われている10 MHzとの違いを検索した。網膜剝離では20 MHz探触子を使うことで,10 MHzでは検出できなかった剝離網膜と網膜下腔が観察できた。反射の減衰が20 MHz探触子の弱点であるが,ゴムカバー法またはスコピゾル法で回避することにより,特発性黄斑円孔と網膜前線維症で鮮明なエコー画像が得られた。20 MHz Bモード超音波装置は,硝子体と後極部網膜病変の検査に有用であると結論される。
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