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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻6号

2003年06月発行

文献概要

臨床報告

白内障手術患者のクリティカルパス―患者立脚型医療アウトカムによる臨床評価

著者: 細田ひろみ113 尾藤誠司213 長谷川貴子313 野田徹113 田中靖彦113 水野谷智413 瀬川要司513 柳田隆513 山本美保613 砂川光子613 斉藤善博713 石本一郎713 大島浩一813 小木曽正博913 高木郁江1013 久保田敏昭1113 手島倫子1213

所属機関: 1国立病院東京医療センター眼科 2国立病院東京医療センター内科 3国立病院東京医療センター薬剤部 4国立千葉病院眼科 5国立金沢病院眼科 6国立京都病院眼科 7国立大阪病院眼科 8国立病院岡山医療センター眼科 9国立善通寺病院眼科 10国立病院九州医療センター眼科 11国立病院長崎医療センター眼科 12国立熊本病院眼科 13国立病院・療養所感覚器政策医療ネットワーク 眼内レンズ・屈折矯正手術研究班

ページ範囲:P.1125 - P.1128

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要約 白内障手術でのクリティカルパスの導入状況と,診療に対する患者からの評価を調査した。国立病院・療養所感覚器政策医療ネットワーク10施設を対象とし,診療録調査と患者アンケートによる横断調査を行った。クリティカルパスは8施設で導入され,患者数は236名,年齢は平均71.2歳であった。クリティカルパスの有無は,平均入院日数とレセプト点数に有意に関係しなかった。患者アンケートによる主観的評価と満足度は,両群間に差がなかった。現時点では,10施設でのクリティカルパスによる臨床機能への有効性は確認できず,より明確に主観的評価に対するアウトカムを設定し,患者に立脚したクリティカルパスの改善が望まれる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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