icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻6号

2003年06月発行

文献概要

臨床報告

糖尿病網膜症に対する硝子体手術成績と硝子体トリプル手術の適応

著者: 巣山弥生1 久保田敏昭1 脇屋純子1 鬼塚尚子1 後藤嘉樹2

所属機関: 1国立病院長崎医療センター眼科 2国立病院長崎医療センター内科

ページ範囲:P.1135 - P.1139

文献購入ページに移動
要約 糖尿病網膜症47眼に対して硝子体手術を行った。8眼は当初から眼内レンズ(IOL)挿入眼であり,これ以外の39眼では水晶体切除を併用し,うち29眼にはIOL同時挿入によるトリプル手術を行った。これら29眼には術前にルベオーシスがなく,手術終了時に広範な網膜剝離がなかった。術後に最終視力が2段階以上改善したものは,術前IOL挿入眼100%,トリプル手術眼86.2%,IOL非挿入眼50%であり,3群間で術後合併症に差がなかった。上記29眼で採用した硝子体トリプル手術の適応基準は妥当と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?