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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻7号

2003年07月発行

文献概要

連載 眼の遺伝病 47

ロドプシン遺伝子異常と網膜色素変性(2)―ロドプシン遺伝子Glu181Lys変異を認めた常染色体優性網膜色素変性

著者: 和田裕子1 玉井信1

所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1170 - P.1172

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 現在までにロドプシン遺伝子異常,およびその遺伝子異常が引き起こす臨床像は欧米諸国を中心に数多く報告されている。海外では常染色体優性網膜色素変性に高頻度に認められるロドプシン遺伝子異常であるが,日本ではその頻度はかなり低い。今回筆者らは,ロドプシン遺伝子Glu181Lys変異を認めた常染色体優性網膜色素変性の1家系を経験したので報告する。この変異は1991年にDryjaら1)により,さらに1994年にSagaら2)によりすでに日本人家系で報告されている変異である。Sagaらの報告によると,この変異をもつ患者の臨床像は若年発症の網膜変性を呈するとされており,筆者らが今回紹介するのも若年発症の家系であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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