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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻7号

2003年07月発行

文献概要

特集 第56回日本臨床眼科学会講演集 (6)

黄斑円孔網膜剝離に対する耳側強膜短縮術併用の硝子体手術の成績

著者: 鈴木幸彦1 桜庭知己2 松橋英昭1 中沢満1

所属機関: 1弘前大学医学部眼科学教室 2青森県立中央病院眼科

ページ範囲:P.1193 - P.1197

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要約 黄斑円孔網膜剝離33例33眼に対する硝子体手術を過去9年間に行った。うち9眼は最大幅6mmの耳側強膜短縮を併用した。両群とも,原則として黄斑上の膜様組織の除去を行い,全例にガスタンポナーデを行った。術後の再剝離が強膜非短縮群24眼中9眼(38%)に生じたが,短縮群では全例で復位が得られた。黄斑円孔網膜剝離では,硝子体手術に耳側強膜短縮を併用して眼軸長を短縮することで初回復位率を向上できる可能性がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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