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文献概要
特集 ベーチェット病研究の最近の進歩
序説
著者: 大野重昭1
所属機関: 1北海道大学大学院医学研究科病態制御学専攻感覚器病学講座視覚器病学分野
ページ範囲:P.1298 - P.1300
文献購入ページに移動はじめに
ベーチェット病がスモン病などと並んで最初の厚生省特定疾患(いわゆる難病)に認定され,厚生省特定疾患ベーチェット病調査研究班が組織されたのは1972(昭和47)年であった。その後現在に至るまで本研究班は一貫して継続され,31年後の今日に至っている。私は1996(平成8)年から2002(平成14)年までの6年間,第5代の厚生科学研究(特定疾患対策事業)ベーチェット病に関する調査研究班班長を務めた。この序説では,本研究班の最近の研究成果1,2)をもとに,ベーチェット病研究の進歩について概説してみたい。
ベーチェット病がスモン病などと並んで最初の厚生省特定疾患(いわゆる難病)に認定され,厚生省特定疾患ベーチェット病調査研究班が組織されたのは1972(昭和47)年であった。その後現在に至るまで本研究班は一貫して継続され,31年後の今日に至っている。私は1996(平成8)年から2002(平成14)年までの6年間,第5代の厚生科学研究(特定疾患対策事業)ベーチェット病に関する調査研究班班長を務めた。この序説では,本研究班の最近の研究成果1,2)をもとに,ベーチェット病研究の進歩について概説してみたい。
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