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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻8号

2003年08月発行

文献概要

臨床報告

トラベクレクトミーを併用した眼内レンズ手術の術後屈折誤差

著者: 平田裕也1 木村忠貴1 大橋広弥1 尾崎志郎1 山名隆幸1

所属機関: 1滋賀県立成人病センター眼科

ページ範囲:P.1377 - P.1380

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要約 線維柱帯切除術,超音波乳化吸引術,眼内レンズ(IOL)挿入術の同時手術を13眼に行い,予想屈折値と術後の実測屈折値との差を検討した。年齢,性別,IOL度数をマッチさせた白内障手術単独例13例を対照とした。IOLは,すべてマルチピース型アクリルレンズを使用し,囊内に固定した。IOL度数の計算にはSRK-T式を用い,術後屈折値は自動屈折計による等価球面度数で表示した。術後屈折値と予想屈折値との差は,同時手術群で-0.54±0.73D,単独手術群で0.55±1.00Dであり,両群間に有意差があった(p<0.05)。同時手術では平均1.1D近視側にずれるため,SRK-T式が修正される必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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