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連載 日常みる角膜疾患 6
中毒性角膜症
著者: 平野晋司1 相良健1 西田輝夫1
所属機関: 1山口大学医学部分子感知医科学講座(眼科学)
ページ範囲:P.1424 - P.1427
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患者:68歳,男性
現病歴:両眼の続発緑内障,糖尿病網膜症の診断により近医でチモロール,ラタノプロストおよび塩酸ドルゾラミドにより点眼加療を受けていた。2000年1月末から左眼の霧視,眼痛を自覚し,近医でチモロール,フルオロメトロン,ヒアルロン酸ナトリウム,オフロキサシン点眼およびアセタゾラミド内服に処方を変更されたが,症状が改善しないため2月14日に当科を受診した。
既往歴:両眼の糖尿病角膜症があり,1994年に右眼に対して角膜上皮掻爬術を施行した。
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