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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻9号

2003年09月発行

臨床報告

白内障手術後の細菌性眼内炎

著者: 中熊真一1 松本光希1 平田憲1 稲田晃一朗2 根木昭3

所属機関: 1熊本大学医学部眼科学教室 2いなだ眼科 3神戸大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1481 - P.1485

文献概要

要約 熊本大学医学部附属病院眼科で1999年3月までの7年3か月間に治療した白内障手術後の細菌性眼内炎15例16眼を検索した。術中合併症は破囊2眼,術後合併症は房水漏出と創口への虹彩嵌頓が各1眼にあった。白内障手術から眼内炎発症までの期間は2日~12か月(平均2.7か月)であった。硝子体切除術を15眼に行った。眼内炎発症から硝子体手術までの期間は,0日~11か月(平均1.1か月)であった。術後最終視力は,0.1未満が6眼,0.1~0.4が5眼,0.5以上が5眼であった。4例4眼に病原菌が検出された。内訳は,有芽胞菌,Micrococcus sp.,Propionibacterium acnes,Acinetobacter lwoffiの各1眼であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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