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連載 眼科図譜343
結膜異物としての毒針毛
著者: 松原稔1
所属機関: 1松原眼科医院
ページ範囲:P.20 - P.22
文献購入ページに移動 毒毛虫による眼障害は,虫体が眼球に衝突してその毒針毛が眼球に刺さる眼球型と,塵になった毒針毛が風に吹かれて結膜に刺さる結膜異物型とがある1)。どちらも毒針毛が刺さることで発症するが,臨床症状と予後は大きく異なる1,5)。
結膜異物型では角膜刺激症状が主訴となるが,強い疼痛が特徴である。当初,線状擦過傷で始まり,漸次癒合してフルオレセインに濃染する角膜上皮障害になる(図1~3)1,6)。
結膜異物型では角膜刺激症状が主訴となるが,強い疼痛が特徴である。当初,線状擦過傷で始まり,漸次癒合してフルオレセインに濃染する角膜上皮障害になる(図1~3)1,6)。
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