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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻1号

2004年01月発行

文献概要

連載 他科との連携

専門領域を越えたお付き合い

著者: 東原尚代1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科

ページ範囲:P.44 - P.46

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 ちょっといい話 その1「アカントアメーバ角膜炎」

 装っても無駄ですぞ!

 ある日の外来。他院からアカントアメーバ角膜炎の疑いで患者さんが受診されました。前医のドクターは当初,円板状角膜炎の診断で治療されましたが,投薬にもかかわらず悪化していることからアカントアメーバ角膜炎を疑われたようでした。

 細隙灯顕微鏡検査での所見は,強い毛様充血と角膜浮腫を伴った角膜中央部の強い混濁があり,確かに円板状角膜炎に酷似しています。しかし,よく観察しますと,角膜神経への細胞浸潤(radial keratoneuritis)があります。これは間違いないようです。

 「アメーバ君,装っても無駄ですぞ! その姿を暴いてみせましょう!」

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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