文献詳細
連載 眼の遺伝病62
RPGR遺伝子異常による網膜変性―RPGR遺伝子とは何か
著者: 板橋俊隆1 和田裕子1 玉井信1
所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1884 - P.1885
文献概要
XLRPは,連鎖解析によりその局在が5か所(RP2,RP3,RP6,RP23,RP24)にマッピングされ2,3),1996年,2つのグループよりRPGR(retinitis pigmentosa GTPase regulator)遺伝子がRP3の原因遺伝子として同定された1,4)。その後1998年にRP2遺伝子がRP2 regionの原因遺伝子と報告され,現在までに2種類の原因遺伝子が報告されている。さらに1998年,RPGR遺伝子異常がX染色体劣性錐体ジストロフィ(COD1)の表現型もきたすことが報告された5)。
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