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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻10号

2004年10月発行

文献概要

連載 あのころ あのとき45

クリスマスツリー白内障

著者: 河本道次1

所属機関: 1東邦大学

ページ範囲:P.1896 - P.1898

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 はじめに

 日常の白内障の診療で水晶体内に多彩な色調を呈する,光った結晶様物質を観察することがある(図1)。加齢白内障の初期にみられる,このクリスマスツリー白内障の呈色は色素によるものではなく,いわゆる構造色である。

 これを解明するために本学(東邦大学)理学部生物分子科学科の故藤井良三教授のご協力をいただいた。研究の詳細については教室の小早川信一郎先生が「有色白内障における呈色原因の検討」と題して1991年の日本眼科学会総会で発表し,1992年の刊行論文に掲載されているので参照されたい1,2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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