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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻10号

2004年10月発行

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (8)

原著

PRK,LASEKおよびLASIKの再手術例の比較検討

著者: 安田明弘1 小暮俊介1 山口達夫1

所属機関: 1聖路加国際病院眼科

ページ範囲:P.1903 - P.1908

文献概要

 屈折矯正手術を行い1年以上の経過が追跡できた180眼のうち,再屈折矯正手術を必要とした症例を検討した。再手術はPRK 55眼中6眼(11%),LASEK 26眼中1眼(4%),LASIK 99眼中18眼(18%)に行われた。再手術の時期の平均は,それぞれ10.8か月,7.0か月,5.0か月であった。PRKとLASIKでは当初矯正量が大きいこと,LASIKでは高年齢,PRKとLASEKではhazeが強いことが再手術の主原因であった。LASIKでは,術後早期のregressionが原因で,全例で術後1年以内に再手術を行った。PRKでは,術後6か月以降に徐々にregressionが生じ,半数では術後1年以降に再手術を行った。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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