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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻10号

2004年10月発行

文献概要

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (8) 原著

Heidelberg Retina Tomographおよび光干渉断層計による視神経乳頭形状測定の比較

著者: 岩尾圭一郎1 岩切亮1 小林かおり1 小林博1 沖波聡1

所属機関: 1佐賀大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1923 - P.1927

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 Heidelberg Retina Tomograph(以下,HRT)および光干渉断層計(以下,OCT)を用い,健常眼での測定値,再現性に関して比較検討した。対象は健常者50名50眼で,年齢は19~42歳(25.1±4.6歳)。HRT,OCTの測定値は乳頭面積2.00±0.57mm2,2.44±0.43mm2,陥凹面積0.50±0.46mm2,0.60±0.43mm2,陥凹面積/乳頭面積比0.23±0.15,0.24±0.15,リム面積1.54±0.45mm2,1.91±0.43mm2,リム体積0.43±0.25mm3,0.68±0.53mm3であり,陥凹面積/乳頭面積比を除くパラメータでHRT測定値が有意に低値で,全パラメータで有意な相関があった。変動係数は,全パラメータでHRTのほうが有意に低値であったが,両者とも10%未満の良好な再現性を示した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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