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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻10号

2004年10月発行

文献概要

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (8) 原著

線維柱帯切除術後の濾過胞からの房水漏出に対する結膜移植術の治療成績

著者: 尾﨏雅博1 山田国央1 阿川哲也1 三浦雅博1 臼井正彦2

所属機関: 1東京医科大学霞ヶ浦病院眼科 2東京医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1929 - P.1934

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 線維柱帯切除術後に濾過胞から房水漏出(bleb leak)が3眼に生じ,結膜移植を行った。1例は線維柱帯切除術2年後に房水漏出が生じ,有茎結膜弁で濾過胞を被覆した。術後に結膜縫合不全が起こり,再縫合を要した。1例は外傷で房水漏出が起こり,濾過胞を切除し有茎結膜弁移植を行った。他の1例は線維柱帯切除術27か月後に房水漏出が起こり,濾過胞の切除と結膜移植を行った。第2例と第3例では術後に短期間の結膜漏出があった。全例で房水漏出の再発はなく,眼圧の経過も良好であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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