icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻10号

2004年10月発行

文献概要

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (8) 原著

眼窩内血腫の2例

著者: 宮﨑亜希1 中尾陽子1 田中ともゑ1 廣石悟朗1 詠田眞治2

所属機関: 1麻生飯塚病院眼科 2麻生飯塚病院脳神経外科

ページ範囲:P.1951 - P.1955

文献購入ページに移動
 眼窩内血腫の2例を経験した。1例は51歳女性で特発性であり,発症から12時間以内に眼球突出と眼圧上昇が起こり,血腫除去術で寛解した。他の1例は25歳女性で,落馬して頭部を打撲し,右眼に眼球突出が起こった。急性硬膜外血腫,脳挫傷,外傷性くも膜下血腫があり,血腫除去術が行われた。眼球突出の原因は眼窩内血腫であったが2週間後に自然寛解した。2症例とも骨膜下血腫であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?