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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻10号

2004年10月発行

文献概要

実践報告―私の工夫

硬性内視鏡を用いた鼻涙管下部開口部観察時のポイント

著者: 岩井周1

所属機関: 1岩井眼科クリニック

ページ範囲:P.2009 - P.2013

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 流涙症患者に対し鼻涙管チューブなどを挿入して,鼻涙管の鼻内開口部のチューブ先端を確認した。鼻内視鏡を用いて開口部を確認するためには,①上涙点から涙囊鼻側壁までの距離の平均値(14mm)を考慮した正確なプロービング,② 内視鏡検査前に血管収縮薬や希釈ボスミンを使用して確実に鼻粘膜の止血と収縮を行い,下鼻道の立体的な角度を把握すること,③ 外径2.7mmと4.0mmの内視鏡を用いて外鼻孔から鼻涙管開口部までの平均距離(27~43mm,平均34mm)を考慮して観察し,鼻内の全体像と涙道の3次元的な位置関係を把握することなどが重要と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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