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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻10号

2004年10月発行

文献概要

臨床報告

高度な視神経乳頭牽引を伴った外傷性網膜前黄斑線維症の1例

著者: 林麗如1 林振民1 門屋講司1 筑田眞1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院眼科教室

ページ範囲:P.2023 - P.2026

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 31歳女性が右眼の視力低下で受診した。3年前に転倒し,後頭部を打撲して脳振盪と診断された。矯正視力は右0.2,左1.5であった。右眼底に黄斑前膜と,これによる乳頭牽引と血管の蛇行があった。蛍光眼底造影で乳頭の上方に色素漏出があった。左眼は正常であった。右眼に硝子体手術を行い黄斑前膜を剝離,除去した。6か月後の蛍光眼底造影で色素漏出はなく,右眼視力は0.9に改善した。以後3年後の現在まで黄斑前膜の再発はない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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