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特集 白内障手術の傾向と対策―術中・術後合併症と難治症例 Ⅰ.術中合併症の予防と対処
眼内レンズ挿入困難(固定異常・落下)
著者: 花崎秀敏1
所属機関: 1花崎眼科医院
ページ範囲:P.90 - P.95
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本項では,水晶体核と皮質除去が完了し眼内レンズを挿入する際,挿入が困難であったり,眼内レンズが水晶体囊内に正常に固定されない状況について述べる。その原因として,①前・後房の形成が困難な状態,②眼内レンズの創口通過困難または眼内レンズ挿入手技の不備,③水晶体囊の破損・形態異常および硝子体脱出,が考えられる。角膜混濁,水晶体亜脱臼,小瞳孔例や手術途中で縮瞳した場合などは,眼内レンズ挿入手技以前に何らかの対処がなされているはずであるので,本項では述べない。
本項では,水晶体核と皮質除去が完了し眼内レンズを挿入する際,挿入が困難であったり,眼内レンズが水晶体囊内に正常に固定されない状況について述べる。その原因として,①前・後房の形成が困難な状態,②眼内レンズの創口通過困難または眼内レンズ挿入手技の不備,③水晶体囊の破損・形態異常および硝子体脱出,が考えられる。角膜混濁,水晶体亜脱臼,小瞳孔例や手術途中で縮瞳した場合などは,眼内レンズ挿入手技以前に何らかの対処がなされているはずであるので,本項では述べない。
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