icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻11号

2004年10月発行

特集 白内障手術の傾向と対策―術中・術後合併症と難治症例

Ⅲ.ハイリスク症例―私はこうする

褐色白内障・成熟白内障

著者: 藤田善史1

所属機関: 1藤田眼科

ページ範囲:P.175 - P.177

文献概要

 術式の選択

 褐色白内障では核が非常に硬く,超音波乳化吸引術を選択した場合,核破砕に時間がかかり,角膜内皮障害を起こしやすい。このような症例では,最初から計画的囊外摘出術を選択する術者もあるが,私は,超音波白内障手術を基本にしている。超音波白内障手術器械の進歩,角膜内皮保護作用のある粘弾性物質の使用などにより,このような症例でも,術翌日にほとんど前房内炎症もなく,角膜内皮障害も少なくて,よい術後視力を得ることが可能になってきている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら