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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻11号

2004年10月発行

特集 白内障手術の傾向と対策―術中・術後合併症と難治症例

Ⅲ.ハイリスク症例―私はこうする

角膜混濁眼の白内障手術

著者: 木下茂1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.187 - P.190

文献概要

 はじめに

 角膜疾患を伴う白内障に対して手術を行わねばならないことがある。角膜混濁がある場合,かつては水晶体囊内摘出術(ICCE)あるいは水晶体囊外摘出術(ECCE)を行っていた。しかし,最近では手術機器と手術手技の進歩により,多くの場合に小切開超音波白内障手術を行うことができるようになった。結果として,角膜疾患を伴う白内障手術でも,眼内レンズを囊内に固定する,より安全で確実な手術へと移行しつつある。白内障手術を行う際に問題となる角膜の状態は,角膜混濁の場合,角膜内皮異常の場合,そして眼表面疾患を合併している場合の大きく3つに分けることができる。ここでは,この3つの場合について,私なりの対処方法を述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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