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連載 あのころ あのとき46
論文を書くということ(1)―書くということに繋がるもの
著者: 宮永嘉隆12
所属機関: 1西葛西井上眼科病院 2東京女子医科大学
ページ範囲:P.2082 - P.2084
文献購入ページに移動 昭和36年春,今から40数年前である。私はインターンを終えて,これからの行き先に頭を悩ませていた。もともと私は優柔不断というか,即断即決が苦手であったのでなかなか決まらない。早く医師として活躍してみたいと思いながらも,何か自信がなかった。もう一度医学の基礎をやってみよう,それからでも臨床は遅くはないのではないか。やっと考えがまとまった。そして一番なじんでいたし,論理的と思っていた微生物学免疫学教室の大学院を受験した。
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