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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻12号

2004年11月発行

文献概要

臨床報告

光干渉断層計およびHeidelberg Retina Tomographによる緑内障眼の視神経乳頭形状測定の比較

著者: 岩切亮1 小林かおり1 岩尾圭一郎1 小林博1

所属機関: 1佐賀大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.2175 - P.2179

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 緑内障患者32人55眼の視神経乳頭形状を測定した。光干渉断層計(OCT3)とHeidelberg Retina Tomographによる結果を比較した。以下の項目で2方法間に有意な相関があった。乳頭面積(r=0.767,p<0.0001),陥凹面積(r=0.826,p<0.0001),陥凹面積/乳頭面積比(r=0.798,p<0.0001),リム面積(r=0.65,p<0.0001),リム体積(r=0.677,p<0.0001)。測定誤差を示す変動係数の平均値は,乳頭面積,陥凹面積およびリム面積については,光干渉断層計よりもHeidelberg Retina Tomographのほうが有意に低かった(p<0.0001;p=0.04;p=0.005)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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