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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻13号

2004年12月発行

文献概要

特集 コンタクトレンズ2004

コンタクトレンズ・ケア

著者: 小玉裕司1

所属機関: 1小玉眼科医院

ページ範囲:P.2237 - P.2241

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 はじめに

 コンタクトレンズ(以下,CL)はハードコンタクトレンズ(以下,HCL)とソフトコンタクトレンズ(以下,SCL)に大別されているが,ディスポーザブルレンズ以外はケアを必要とし,CLを装用することによって生じるレンズの汚れを落とす洗浄液や蛋白除去剤,あるいは保存液の持つ役割は共通である。そしてSCLにおいては,微生物の汚染に対して消毒という過程を経なければならず,従来は煮沸消毒のみが認められていたが,最近,新しい消毒法(コールド消毒法)が次々とわが国にも登場している。ケア用品は薬事法の規制を受ける医薬品,医薬部外品と薬事法の規制を受けない雑品の3つに分けられる。医薬品には局方精製水,CL装着液,医薬部外品にはSCL用コールド消毒剤,雑品にはCL用洗浄剤,CL用保存剤,CL用洗浄保存剤,CL用溶解水が含まれる。ここでは,HCLのなかでも現在主流になっているガス透過性ハードコンタクトレンズ(rigid gas permeable contact lens:RGPCL)とSCLに分けてコンタクトレンズ・ケアについて解説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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