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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻13号

2004年12月発行

文献概要

臨床報告

IOLマスターによる眼軸長値を用いた眼内レンズパワー計算式の検討

著者: 山本真由1 高良由紀子1 野田敏雄1 深井寛伸2 稲富誠2 小出良平2

所属機関: 1県西部浜松医療センター眼科 2昭和大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.2301 - P.2305

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 白内障手術における眼軸長を超音波式眼軸長測定器Aモード,光学式眼軸長測定器IOLマスターによりそれぞれ測定し,4つの眼内レンズパワー計算式(Holladay, SRK/T, Hoffer Q, SRKⅡ式)の予想屈折度精度を比較検討した。対象は白内障手術例118眼である。その結果,予想屈折度と術後屈折度の差が±1D未満におさまった症例の割合は,IOLマスターの術前眼軸長値を用いた場合Holladay式86%,SRK/T式83%,Aモードの眼軸長値を用いた場合Holladay式64%,SRK/T式68%で,IOLマスターの眼軸長値を用いた予想屈折度精度はAモードに比較し,有意に良好であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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