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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻13号

2004年12月発行

文献概要

臨床報告

Kuhnt-Szymanowski変法(骨膜固定法)による麻痺性兎眼の治療

著者: 兼森良和1

所属機関: 1三菱神戸病院眼科

ページ範囲:P.2317 - P.2320

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 麻痺性兎眼に対して下眼瞼瞼板の水平短縮と下眼瞼形成術を同時に行うKuhnt-Szymanowski法では,高度の下眼瞼下垂と外反がある場合には修正が不十分である。その改善法として,筆者の考案した下眼瞼皮膚切開線を側頭部の外側上方まで延長して外側上方に引き上げ,下眼瞼前葉を眼窩外側縁骨膜にanchor sutureで固定する骨膜固定法(Kuhnt-Szymanowski変法)を4例に行い,奏効した。この方法は特別な材料を必要とせず,高度の下眼瞼下垂と外反がある麻痺性兎眼に対して有効である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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