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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻3号

2004年03月発行

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (1)

原著

網膜硝子体手術に用いたインドシアニングリーンの眼内残存期間

著者: 藤原貴光1 町田繁樹1 後藤寿裕1 田澤豊1

所属機関: 1岩手医科大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.283 - P.288

文献概要

 特発性黄斑円孔9眼に網膜硝子体手術を行い,インドシアニングリーン(ICG)で内境界膜を染色して剝離,除去した。術後27か月まで定期的に赤外蛍光眼底カメラで残存するICG蛍光を観察した。手術の1か月後では,乳頭,内境界膜を切除した部位以外の網膜,術前に黄斑円孔があった部位の網膜が過蛍光を呈した。内境界膜を切除した部位以外の網膜と黄斑部の過蛍光はそれぞれ術後6か月と9か月で消退した。乳頭の過蛍光は全例で術後21か月まで観察され,27か月で消退した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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