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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻3号

2004年03月発行

文献概要

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (1) 原著

ドルゾラミドからブリンゾラミドへの切り替え試験後の眼圧下降効果の比較

著者: 久保田みゆき1 原岳1 久保田俊介1 橋本尚子1 水流忠彦1

所属機関: 1自治医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.301 - P.303

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 目的:ドルゾラミド1%点眼液とブリンゾラミド1%点眼液の眼圧下降効果の比較。対象と方法:ドルゾラミドを含む多剤併用で6か月以上眼圧が安定している原発開放隅角緑内障患者30例30眼を対象とした。男性と女性各15例で,年齢は32~87歳,平均64.2±13.3歳であった。患者の同意を得てドルゾラミド継続群15例とブリンゾラミド切り替え群15例に無作為に分け,両群の切り替え前後3か月間の眼圧平均値と,切り替え前後で同時期に測定した各1か月ごとの眼圧平均値を比較した。結果:実験開始前3か月間の眼圧平均値は,ドルゾラミド継続群が15.4±2.4mmHg,ブリンゾラミド切り替え群が15.6±3.6mmHgであった。両群間で,切り替え前後3か月間の平均眼圧値と,同時期の眼圧経過に有意差はなかった。結論:ドルゾラミド点眼液とブリンゾラミド点眼液には同等の眼圧下降効果がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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