文献詳細
文献概要
連載 私のロービジョンケア・12
障害学―盲ろう体験のすすめ
著者: 高橋広1
所属機関: 1柳川リハビリテーション病院眼科
ページ範囲:P.432 - P.435
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この連載で私は「感性を磨くことがたいせつだ」と言い続けてきたが,かの日野原重明先生は,すでに1988年より「6年間の医学教育の大きな目的のひとつは感性を磨くことである」と指摘されている1)。私の感性を目覚めさせ,私を視覚障害者の世界に直接導き感化したのは現国立函館視力障害センター山田信也氏であったが2),よりいっそうこの世界にのめり込ませているのは,多くの視覚障害児や視覚障害者たちである。
連載最終回では,講演でいつも熱く語る新潟の盲ろう体験セミナーを紹介する。このセミナーは山田氏に無理やり連れて行かれたが,今ではこの体験は私の至高の宝物である。
この連載で私は「感性を磨くことがたいせつだ」と言い続けてきたが,かの日野原重明先生は,すでに1988年より「6年間の医学教育の大きな目的のひとつは感性を磨くことである」と指摘されている1)。私の感性を目覚めさせ,私を視覚障害者の世界に直接導き感化したのは現国立函館視力障害センター山田信也氏であったが2),よりいっそうこの世界にのめり込ませているのは,多くの視覚障害児や視覚障害者たちである。
連載最終回では,講演でいつも熱く語る新潟の盲ろう体験セミナーを紹介する。このセミナーは山田氏に無理やり連れて行かれたが,今ではこの体験は私の至高の宝物である。
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