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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻4号

2004年04月発行

文献概要

臨床報告

横浜市大医療センターにおけるぶどう膜炎の統計

著者: 加藤陽子1 小豆澤美香子2 佐藤貴之2 伊藤由起2 亀澤比呂志2 野村英一2 西出忠之2 門之園一明2 内尾英一2

所属機関: 1平塚共済病院眼科 2横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター眼科

ページ範囲:P.613 - P.616

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 横浜市大医療センター眼科での最近3年間の内因性ぶどう膜炎105例を統計的に検討した。男性48例,女性57例であり,年齢分布では60歳代が26%,30歳代と50歳代がともに19%であった。原因別では,サルコイドーシスの完全型と眼単独型がそれぞれ10%で最も多く,原田病8%とベーチェット病5%がこれに続いた。分類不能が38%あり,汎ぶどう膜炎38%と前部ぶどう膜炎30%などがその内訳である。今回の症例群では,サルコイドーシスの頻度が高く,ベーチェット病が少ない。HTLV-1関連ぶどう膜炎がないことも地域的な特徴であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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