icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻5号

2004年05月発行

文献概要

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (3) 原著

網膜静脈閉塞症に伴う囊胞様黄斑浮腫に対するトリアムシノロン硝子体注射の有効性

著者: 小林茂樹1 木村隆1 劉新毅1 今泉信一郎1

所属機関: 1今泉眼科病院

ページ範囲:P.681 - P.685

文献購入ページに移動
 網膜静脈分枝閉塞症6例6眼と網膜中心静脈閉塞症7例7眼に合併した囊胞様黄斑浮腫に対してトリアムシノロンの硝子体注入を1回行った。注入後18~192日,平均87日間,経過を観察した。注入後の視力は注入前に比べて有意に向上した。光干渉断層計(OCT)で測定した中心窩厚は,注入の30日後に有意に減少した(p<0.0001)。網膜静脈閉塞症に合併した囊胞様黄斑浮腫に対し,トリアムシノロンの硝子体注入が有効な治療法の1つと結論される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?