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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻5号

2004年05月発行

文献概要

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (3) 原著

Wavefront-guided LASIKにおけるPreVue(R)lensの有用性

著者: 中村匡志1 ビッセン宮島弘子1 鈴木高佳1 菊地毅志1

所属機関: 1東京歯科大学水道橋病院眼科

ページ範囲:P.703 - P.706

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 目的:Wavefront-guided LASIKの際に,予定された照射術式で作製した検眼用レンズ(PreVueTMレンズ)で術前視力を測定し,その有用性を評価する。症例と方法:LASIKを受ける18例34眼が対象。年齢は18~53歳で平均34.5歳,等価球面度数は-1.63から-6.5D,平均-3.74Dであった。本レンズで矯正した視力を,術前矯正視力,術後の裸眼と矯正視力と比較し,さらにアンケート調査を行った。結果:本レンズによる術前の矯正視力は全例で1.0以上であった。術後1か月での裸眼視力は,30眼(89%)で本レンズによる視力と同等またはそれ以上であった。術後矯正視力は,31眼(91%)で本レンズによる視力と同等またはそれ以上であった。結論:本レンズで矯正した術前視力は,必ずしも術後の視力と一致しなかった。しかし,85%以上の例で,術後視力が本レンズによる視力と同等またはそれ以上であったことから,wavefront-guided LASIKの安全性を事前に確認するのに本レンズは有用である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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