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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻5号

2004年05月発行

文献概要

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (3) 原著

超広角レンズを用いた共焦点式走査型レーザー検眼鏡インドシアニングリーン蛍光造影

著者: 山本学12 富井順一郎12 鳴美貴仁12 加藤良武12 有本佐知子12 平山貴子12 矢寺めぐみ12 白木邦彦2

所属機関: 1藤田眼科 2大阪市立大学大学院医学研究科視覚病態学教室

ページ範囲:P.707 - P.710

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 Heidelberg Retina Angiogramによるインドシアニングリーン(ICG)蛍光造影に,接触型の超広角撮影用前置コンタクトレンズを使用した。加齢黄斑変性21眼を含む25眼を対象とした。蒸留水1.0mlに溶解したICG12.5mgを静注し,直後に生理食塩水5mlでフラッシュした。最大150度の範囲まで撮影ができ,全例で渦静脈までの広範囲な造影像が得られた。超広角レンズを使う蛍光造影では,装置のアラインメントを確保し,レンズと撮影装置の距離を維持するなど,若干の慣れが必要であった。本システムは脈絡膜全体の循環動態を検索するのに有用であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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