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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻5号

2004年05月発行

文献概要

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (3) 原著

涙囊鼻腔吻合術の手術適応と成績

著者: 孫裕権1 大西貴子1 中山智寛1 猪原博之1 原吉幸1

所属機関: 1住友病院眼科

ページ範囲:P.727 - P.730

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 過去7年6か月間に涙囊鼻腔吻合術を行った282例を検索した。年齢は16~91歳,平均65歳であり,男性67例,女性215例であった。術式は鼻外法が72例,鼻内法が210例であり,後者が増加する傾向があった。成功率と手術時間では,鼻内法が優れていた。過去30か月間の鼻内法174例では,閉塞部位は涙囊下部から骨性鼻涙管移行部が最も多く,鼻中隔彎曲症が多かったが,手術には支障がない例が多かった。涙囊鼻腔吻合術では,鼻外法と鼻内法それぞれの特性を生かして手術適応を決める必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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