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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻6号

2004年06月発行

文献概要

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (4) 原著

急性網膜壊死の治療経過

著者: 望月聡子1 南雲日立1 大串元一1 岸章治1

所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.945 - P.948

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 急性網膜壊死13例13眼の経過を検索した。男6例,女7例で,年齢は14~72歳(平均50歳)であった。経過は6~97か月(平均37か月)観察した。初期治療としてアシクロビル点滴を行い,その硝子体手術を全例に行った。12眼にはシリコーンオイルを注入し,11眼には強膜輪状締結術を行った。6眼には硝子体手術,シリコーンオイル注入,強膜輪状締結術を同時に行った。最終観察時点で網膜は9眼(69%)復位し,7眼にはシリコーンオイルが残留していた。最終視力は0.7が2眼,これを含む0.1以上が5眼(38%),0.1未満が8眼(62%)であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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