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特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (4)
原著
文献概要
37歳男性の右眼に兎眼性角結膜炎が7年前に発症した。その1年前に交通事故による頭部外傷があり,右眼は眼球癆になっていた。過去7年間にレボフロキサシンとオフロキサシンの点眼を受けていた。当科初診時の視力は右0,左0.7であった。結膜培養でメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(methicillin-resistant Staphylococcus aureus:MRSA)が分離された。0.63%ポビドンヨード液の点眼を1日4回行った。その1か月後にMRSA陰性になり,眼球内容除去術と眼瞼縫合術を行った。さらに2か月間ポビドンヨードの点眼を行い,義眼を作製し,経過は良好である。
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