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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻6号

2004年06月発行

文献概要

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (4) 原著

OCT3による網膜神経線維層の解析

著者: 海野朝美1 雄鹿大地1 伊藤賢司1 岸章治1

所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.991 - P.995

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 乳頭周囲の網膜神経線維層(retinal nerve fiber layer:RNFL)の厚さを光干渉断層計(OCT3)で測定した。対象は正常眼29眼と緑内障眼44眼で,全例が視力0.9以上であった。正常眼のRNFL厚は平均106μmであり,耳側と鼻側が薄く上下側が厚い2峰性を示した。緑内障眼でのRNFL厚はAulhorn分類Greve変法による病期間には有意差がなく,正常とⅠ期の間にのみ有意差があった(p<0.01)。Humphrey視野のMD値は病期の進行に伴って減少し,RNFL厚とMD値の間に有意な相関があった(r=0.74,p<0.001)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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