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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻7号

2004年07月発行

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (5)

原著

特発性黄斑円孔の臨床的特徴

著者: 大庭美智子1 北岡隆1 雨宮次生1

所属機関: 1長崎大学大学院医歯薬科学研究科眼科・視覚科学教室

ページ範囲:P.1225 - P.1229

文献概要

 手術を行った特発性黄斑円孔102例107眼につき,性別による病像などの違いを検索した。男性31例31眼,女性71例76眼で,有意差があった(p=0.004)。屈折値は男女とも0Dから+1.0Dが最も多く,その平均値は,男性+0.26±1.16D,女性+0.58±1.36Dで,有意差があった(p=0.0022)。男性には第3期が最も多く,女性との比較で有意差があった(p=0.0009)。SPP-Ⅱで評価した術前後の色覚には正の相関があった(p<0.0001)。年齢,術前後の視力,円孔径,眼軸長,初回閉鎖率については男女差がなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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