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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻7号

2004年07月発行

文献概要

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (5) 原著

線維柱帯切除術後裂孔原性網膜剝離に対してpneumatic retinopexyを施行した1例

著者: 藤田剛史1 水野かほり1 中村曜祐1 林敏信2

所属機関: 1厚木市立病院眼科 2東京慈恵会医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1281 - P.1284

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 77歳女性が右眼の眼圧上昇で紹介され受診した。2年前に両眼に白内障手術を受けている。矯正視力は右1.2,左1.0で,眼圧は右30mmHg,左20mmHgであった。薬物で眼圧コントロールが得られないので,マイトマイシンC併用線維柱帯切除術を行った。術後7日目に上方網膜に弁状裂孔を伴う網膜剝離が発見された。SF6によるpneumatic retinopexyを行い,網膜の復位と濾過胞の維持が得られた。Pneumatic retinopexyは,合併症と復位率について異論があるが,適応を選べば有効な治療法の1つになる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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